まじめな話

ちょっとまじめな話を。

何年か前から、JMMというメールマガジンを購読しています。

きっかけを忘れてしまったのですが（友人に教えてもらったような…）、村上龍という作家さんが、作家でありながらも独特な視点で日本の政治経済をわかりやすく語ってくれることを知って、同じころにこのメールマガジンを知って購読に至りました。
週に何通も届くので、すべてに目を通すのは結構大変なのですが、日本の政治経済の事柄だけではなく、海外の出来事や生活なども現地からの寄稿者によって伝えられ、気になったトピックが配信されればじっくり読む、というような活用の仕方で長らくお付き合いしています。

で、本日届いたメールマガジンは、ちょっと気になっていたトピックだったので久しぶりに読みました。
内容は、ケニヤの暴動について。現地にいらっしゃる日本人の獣医さん（女性）が寄稿してくださいました。

そのメールマガジンによれば、ケニヤの暴動の深刻さは日本の報道で伝えられている内容から想像できる範疇を超えており、本当にいま悲惨な状況なのだと痛感しました。
ケニヤといえば、希少な動物たちの生息地でもあり、人間の暴動が動物たちにも多大なる影響を与えているようです。
そういうのを知ると、いつも人間は身勝手なものだと悲しい気持ちになります。でもそんな風に感じている自分も、つねに何かの命を奪いながら生きているのであり、他人を責める前に自分で何かできることをしなければいけないとも思うのです。

私がこんな気持ちになるということは、同じことをもっと広く人々に知っていただければ、ほんの少しだけでも何かを食い止められるかもしれないと思い。

その女性の獣医さんのHPのリンク
獣の女医inアフリカ
http://www.asukafrica.com/

実際に行動を起こすわけでもなく、ここにリンクを張っただけで自分を慰めている自分がエゴイストにも思えるけれど、何もしないよりはましかもしれない、という希望を持ちつつ…

とりあえず携帯電話の買い替えは頻繁に行わないことを決意してみた。ゴリラのために。





情報とはいつでもすべてが正しいとは限らないし、それを伝える側の利害や裏に潜んだ何かの意図が意識的か無意識かにかかわらず何かしら含まれるもの。
たくさんの情報の中から自分が信じる何かが見出せるようになるためにも、多角的な情報収集はこの情報化社会の中でのサバイバルには不可欠。

…つまり私のこの話も含め、すべての情報を鵜呑みにするなかれ。
自分を信じて。