遅ればせながらクリア！-采配のゆくえ-

采配のゆくえ

発売から結構経ってしまいましたが、この週末病気で伏せっている間に、なんとか最後までクリアしました～！

シナリオが、イイ！熱い！
プレイ前に予備知識として、司馬遼太郎の「関ヶ原」を読破しておいたのですが、読まずにおいた方が面白かったかも？
でも、読んでいても、「そう解釈したか～」的な展開はとてもワクワクしました。

キャラの落とし所も面白いです。
歴史上の人物って、一言では語れないいろいろな側面を持っていて、そこが歴史モノの敷居を高くしてしまう一要因でありつつ、逆に歴史にハマったときの面白さの醍醐味でもあると思うのですが、このゲームではこのゲーム上で活躍しやすい形にフォルムがそぎ落とされていて、シンプルでわかりやすかったです。
このゲームのプレイを機に、関ヶ原についてもっと知りたくなるような、そういうたぐいの魅力をもった作品だと思いました。

初心者向けと謳っていますが、もっと要所要所に歴史的背景の補足があってもよかっやのではないかと思いました。
（私ももともとはそんなに歴史モノに詳しいわけではなかったので、そういうのわかりやすく教えてもらうのがうれしかった記憶があります。）

たとえば…
・ガラシャは明智光秀の子
・淀殿は浅井長政とお市（信長の妹）の間に生まれた子
・黒田長政は秀吉の参謀であった黒田勘兵衛の子
など、戦国時代にキーとなる人々との関連性を盛り込んであると、個人的には幅が広がって嬉しかったかな、とも思いました。
う～～ん、こうやって親子関係書き出すだけでも、二世タレント（？）の苦悩が伺えますよね…

とはいえ戦国時代を学ぶくらいの子供にぜひ触れてほしいゲームです。
学生時代の社会科専攻（たぶん今は教師）の友達にも、ぜひプレイさせてみたい…


これ、ところどころ「泣きゲー」ですね。
細かい展開には触れずにおきますが、終盤の「前進せよ！」には思わず込み上げるものが…
べ、別に泣いてなんかいないんだからぁ！

すいません、取り乱しました。



…ビジュアルについては敢えて触れずにおきますが、
続編、期待したいです。
この面白さで他の合戦もぜひ！