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繭子(マヨネーズ)の創作活動情報など
2024/09/21 [20:08:23] (Sat)
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2007/08/14 [04:40:38] (Tue)
8/11 夜。
富士登頂に初挑戦!

緊張のあまり寝不足気味でした・・・
しかし!山はそこにある!だから登るのだ!

8/11 17:00
横浜の片田舎のとある駅にてメンバー集合。
今回一緒に登山する仲間は総勢13名。
ほぼ会社の同僚達。
オタクな会社のわりに、うちの部署は体育会系が多いのが謎。面子に恵まれてる。
天候にも恵まれ、車3台でいざ出発!

・・・

若干の信号渋滞を経て、横浜町田I.C.から東名高速に合流。
夕方だったので帰省ラッシュもなくすいすいとドライブ。
海老名P.Aで休憩&夕飯。
デザートに食べた台湾流かき氷がテラウマス。
最近のP.A.はオサレな店が充実してるなあ・・・吉野家も入ってた。

・・・

御殿場で東名を降りて、須走口を目指す。
今回の富士登山は須走口がら出発であります。
途中、仲間の車を見失いながらも、なんとか須走口に到着。
しかーーーし!駐車場がいっぱいで、道路際に縦列駐車している車に阻まれて立ち往生しているバスのせいで、こちらも膠着状態に・・・
駐車までに30分くらいかかってしまった気がする。もっとかな?
ずいぶん下山したところで道の路肩に駐車して、登山準備開始。

・・・

21:15
準備が整ったところで、車から出発!
暗い。結構坂がきつい。空気もひんやり。
五合目まで歩くのに、また15分くらいかかった。すでに登山!

五合目そして登山口に到着!
24時間太鼓を叩き続けるイベントがやっていた。
イベントとわかる前にその音を聞きながら五合目まで近づいていったのですが、何と言うか、山に登ろうとする人を捕まえて生贄に捧げられてしまいそうなリズム。シャーマニックで怖かった(T△T
登山口は山小屋や屋台のような店が並んでいて、なかなか賑わっていました。1年のうち7、8月しか登れないというのも、人が集まる要因かもしれない。

みんな、準備はいいか?!
21:47
いざ出発!!

てか、みんな!ペース速い!高尾山のときより早い!どうしよう・・・ぜったい私はあとでバテる・・・
お~~い、とりあえずペース落とさないか??・・・ちょっと落ちたけど、まだ私には無理だ。周りは暗いなあ。ランプ無しじゃ到底先には進めない。みんなが遠ざかるなあ・・・あれ?一人足りなくないか?お~~い。○○さん前にいますか?え、いない?後ろはどおですか?え、よくわからない?それって、いないんじゃん!!前の方~。私ちょっと待ちます~。

あ、うしろから来た!よかった。一人じゃ絶対に登れないよ。だって、ライトの電池切れたらどうするの?暗くて電池取り替えられないじゃん!一緒に登ろう!ペースはゆるめでね。

鬱蒼とした木々の間を黙々と登る。

・・・

お、なんだか開けてきた。先行組も休憩してる。
そこでちょっと一休みしていたら、流れ星?どこ??
ちょうどこの時期「ペルセウス座流星群」が見える時期で、明日、明後日に肉眼で見えるピークを迎えるそうだけど、この満天の星空、うっすらした流星でもよく見える!私も2個くらいこの目でみた!すごいなあ!ロマンティック~!3回もお願い事を言える余裕はないね。「金・金・金」くらいならギリギリ言えるか?---ロマンの欠片も無いので却下。

見上げれば、富士山の輪郭がくっきりと見える。本当にこのてっぺんまで登れるだろうか?期待20%、不安80%。登るしかない。

・・・

新・六合目23:15
着いた!六合目!・・・「新」ってナニ?六合目に新しいとか古いとかあるの?

どうやらこの先に本物の6合目があるらしい・・・え~~!じゃあここは5.5とか5.7ってことですか?そういうことは正確に言ってもらわないと困るなあ、きみぃ。ぬか喜びしちゃうでしょ?!

とにかく「新六合目」にて15分休止。
実際の気温よりも風で寒さが増しているみたい。風はほとんど止むことがない。風の谷、ならぬ風の山。ナウシカ・・・立派な風使いになったなあ。
ユパ様、出発の時間ですよ。

・・・

8/12 0:00
日付が変わるのとほぼ同時に六合目に到着。
ここはさらに寒い・・・寒くなってきたので重ね着してみる。
そしておなかがすいたのでおにぎりを1コ消費してみた。朝ごはんのつもりだったのに・・・でもへこたれるよりマシ。ごちそうさま。

・・・

7合目を目指す4人。ドラクエのパーティーみたいだ。そういえば「パーティー」って言葉に「宴会」以外の意味があるということを知ったのは、ドラクエⅡのおかげだった。英単語の意味は一つではない、と。ありがとうドラクエ。
手持ちの梅干でベホイミ。みんなにもあげる。ベホマラー。杖も持ってるし賢者だ。賢者~!ドラクエⅢの賢者は今思うと「萌え」だったなあ。賢者さんの絵をよく描いていた思い出がある。

でも待って!明らかに一人のペースが落ちてきた!ホイミ、ホイミ!(とここでグミを食べる)
大丈夫。ゆっくり行こう。七合目の山小屋に着いたら判断しよう!

・・・

1:45
七合目に到着。
あれ?先行組がいない・・・ひとりだけ残ってくれてた仲間に聞くところ、われわれと入れ違いに出発したらしい。この寒さの中、長時間動かないでいると体を冷やしてしまうから、よい判断だったと思う。
我々も休まねば。

そして毒の沼地を歩きすぎてHPが減ってしまったかのような1名がここで脱落!オレにかまうな!先に行ってくれ!とでも言わんばかりの勇気の撤退。偉いよ!マブシイよ!
よし、わかった。君の遺志(←死んでない)を受け継いで、オレは、オレは絶対に登りきってみせる!と言ってヘッドランプを奪う。これで懐中電灯ともオサラバだ。
まじめな話、この夜間の富士登山は本当にキツイです。手持ちの明かりで灯しだされる範囲はとても狭く、自分の歩くルートの先が読めないので、わりと反射神経を使う。そういう瞬発的な動きは、体も神経も疲弊する。そして常に吹き付ける冷たい風。体温を奪われ、風に抵抗しようとして疲労も増える。足元は瓦礫っぽくて、なかなか前に進まない。
そして六合目から七合目はとても距離があったので、気分的にもかなりしんどかった。これが富士登山なんだ、と現実を思い知ったのがこの時間帯。

山小屋に残ることを決めた彼のおかげで、気が引き締まりました。

・・・
2:50
本七合目に到着。
「本」て。「新」の次は「本」か。そのうち「真」とか「激」とかもありそう。「激・八合目」。無双シリーズか?!
この時間帯、写真がない・・・記念撮影などに気が回っていないらしい。
眠い。そして寒い。
ついに雨具のパンツの方も着用。防寒具使い切ってしまった・・・この先もっと寒くなったらどうしよう・・・でも今凍えるわけにはいかぬ。
さあ、また登ろう。
パーティーは4人、7合目で山小屋に残った彼に代わって、先に待っててくれた山男君が合流。なので人数は変わらず。

・・・

八合目3:50
八合目に到着。
夜明けまであと1時間強。この分だと山頂でご来光を拝むのには間に合いそうもない・・・でもそれは仕方がない。そのために無理をして登頂できなくなったら元も子もない。奪ったヘッドランプにも申し訳が立たない。
イーブンペース。
高尾山に一緒に登ってくれたママもそう言ってた。ペースは守ろう。

あれ?うちの4人パーティーとは別の仲間が2人下山してくる。。。彼女達も勇気の撤退だった。でもとても満足げな顔をしていた。ほんとだ。ここまで登ってこれた。それだけですごいよ。彼女達の笑顔もまぶしかった。
ここからは本当に自分の持っているすべてとの対話。大丈夫?と心に聞く。まだ歩けるか?と足に聞く。苦しくないか?と胸に聞く。まだ行ける。行けるなら登ろう。

・・・

夜明け次第に東の空が白みかけていた。ああ、もう朝なんだ。でもまだ先は長いのに。ゲームに熱中して空が白んでいるのを見たときのがっかり感とはまた別の後悔のようなものがこみ上げる。でも空はとても美しかった。新月から1日前後と思われる輪のように光る月が、地平線ギリギリの朝焼けの中に浮かんでいた。日が高くなったら肉眼では見ることの出来ない月。姿を見せてくれてありがとう。



つづく
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プロフィール
HN:
繭子/mayo
HP:
性別:
女性
職業:
絵師
趣味:
ゲームゲームゲーム
自己紹介:
同人活動サークル名
玉響庵[たまゆらあん]
逆転裁判中心に活動中

これまでの絵活動
DEATH NOTEカードゲームイラスト/KONAMI
ペルソナ3アンソロジーコミックス1・2・3/エンターブレイン
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