繭子(マヨネーズ)の創作活動情報など
2007/02/20 [13:28:57] (Tue)
早朝から、福岡の祖母の家から程近い「三池港」から、高速船に乗って島原を目指します。
大牟田はその昔は炭鉱で栄えた地域で、三井グループが港を作り石炭を運搬していました。現在はもう石炭は生産されていませんが、今でも石炭を掘り出していた竪穴が残っており、そのいくつもの竪穴跡をぬうようにタクシーで通り抜けて、三池港に到着しました。
到着すると。。。乗り場は結構小さいです。1日に10往復もしない船なので、利用客もあまり多くはないのでしょう。
待合室の窓越しに、船が出発を待っていたので撮影。
三池港から島原港まで55分で到着します。ワクワク。
実際乗ってみると、港が見えているうちは景色の変化が豊富で、しばらくするとだんだん長崎側の陸が近づいてくるので、電車や車で1時間かけて移動する感覚よりも、時間が短く感じました。かもめが船を追いかけてきたり、別のフェリーやタンカーとすれ違ったり、船旅は船旅なりにワクワクします。娘は初めての船旅で、酔ったりしないだろうかと心配でしたが、キャビンに入らずデッキで風に当たって過ごしたこともあり、終始ウキウキの様子でした。
ほらほら、雲仙が見えてきましたよ。普賢岳の山頂からは煙が出ています。さすが、九州は活火山が多いなあ・・・
島原港に着いたら、島原鉄道の「島原外港駅」から2駅ほど上って「島鉄本社前駅」で下車。切符販売が自動販売機じゃないよ・・・堅くて分厚いボール紙の切符!何年ぶりだろうか、こんな切符を手にしたのは。電車は2両編成でしたが、途中で切り離されちゃって1両に!なんとういうのどけさ・・・
島鉄本社前駅からは徒歩で涅槃像へ。途中で道がよくわからなくなったので、通りがかりのお坊さん(と言っても、若いし髪の毛も生えてました)に道を尋ねると、なんと道案内をしてくださいました!結構気さくな方で、「涅槃像、結構しょぼいですよ」とか「なぜ今島原に?長崎の方が盛り上がってますよ」知ってますよ。とか、道々お話しながら歩いていくと、5分ほどで到着~!
涅槃像キタ~!ぜんぜんしょぼくないですよ!立派!娘の通う保育園はお寺付属ということもあり、娘は結構仏教系イベントに強く、「涅槃」と言う言葉にもなじみがあるようです。
仏像見ても怖がらないあたりが育ちのうかがえるところ。
涅槃像がなぜ寝てるかというと、お釈迦様が菩提樹の下で悟りをお開きになったとき、あの格好で寝てたからなんだそうで。勉強になるなあ。
次は鯉の泳ぐ湧水路を通り抜けて、島原城を目指そう!
道の脇には側溝があり、流れている水が!完全に透明!普通の地域なら、ヘドロ付きのドブ的な位置ですよ。島原は湧水が豊富なので、こんなきれいな水が街中を流れているんですね。素敵。
日本名水百選にも選ばれているようです。
途中で公園を見つけ、娘はひとしきり遊びました。
そのあとまた島原城方面へ歩を進めましたが、途中にちょっとした古いお屋敷があり、休憩所として公開していたので、ちょっと上がってみました。
娘、はしゃぐの巻。
湧水路についに鯉発見!
近所に住むお子様とおばあ様とおぼしき2人がお散歩がてら、鯉に餌をやっていました。こんな環境で育つ子はよいなあ。
と、ここで小腹が減りました。おやつ食べよう!島原名物「寒ざらし」。
ただの白玉団子と砂糖蜜だそうなんですが、白玉団子が、普通の和菓子屋で出されるものよりずいぶん小さくて、一粒が私の親指の爪くらいかな?そのせいか、はたまた茹で上がった団子を晒す水がよいのか、味や口当たりがとても上品。母子ともおかわり希望でしたが、ここはぐっと我慢して先に進みましょう。
湧水路のある街を抜けると、とある駐車場の一画に公共の「足湯」なるもの発見!さすが火山のふもと!あちこちに温泉が湧いているんですなあ。
地元のおじいさんおばあさんがすっかりくつろいでいらっしゃいましたが、ものは試し。娘と足湯体験!ここでも地元の方々とお話ができました。
しかし九州弁を聞き取れないと、とくにご老人とは会話が成り立たないので注意が必要です。大牟田の方言とは違いますが、なんとか会話は成立し、
「小さいけどぜひとも島原城を見ていったらいい」ということでした。小さい?船から見えたくらいだから十分デカイですけど?と思ったら、熊本城と比較して、小さいらしい。そりゃあ熊本城と比較したら、大抵の城は小さいですよ!
でもなんていうか、島原の方々はとても人懐こくて、謙虚で、あったかくて、好きです。
そんなこんなで10分ほど歩くと、やっと見えました!島原城~!!うぬぬ~!やはりでかい!城や石垣の状態もきれいだ!堀にはそれほど水は張っていなかったが、湿地のようになっているところに鷺が遊んでいた。自然いっぱいだ!
見よ!この立派な天守閣!
天守閣の中は拝観できるようになっていて、入り口には鎧と忍者装束が徐に置いてあります。「どうぞ着て撮影してください」とのこと。う~~ん、普通の人は忍者服ですら着付けが出来ないと思う。まして鎧など。。。誰か着付けさせてくれるんでしょうか?
サイズも合いそうにないので(←あたかも着る気満々かのような発言)、そこはスルーして中をじっくり見て来ました。
内部は撮影禁止なのですが、ものすごい数の鎧が飾ってありました!!撮影したい!すごくしたい!
他にも島原の乱やキリシタン弾圧に関する資料や、隠れキリシタンの愛用品(刀のつばなどに、他に人にわからないように十字架やマリア様、キリストが仕込んである。そこまでするのか、切支丹よ・・・泣ける)などが飾ってありました。
最上階からの眺望も最高です!
展示品があまりにすばらしかったので、目録や写真集が売っていないか、売店を確認したところ、全品を網羅したものがなく残念。それらを探している隙に、娘が忍者武器5点セット発見!欲しい欲しい攻撃に「あんた、ヌンチャク買ってもらったでしょ!」と説得するも、私の負け。ついに忍者武器ご購入・・・娘は刀を携えて観光めぐり。。。
気を取り直して、せっかく島原城まで来たのだから、近所の武家屋敷も巡っておこう。
ここにもまた湧水路が。当時を偲ぶ低い石垣と舗装されていない道に湧水路。なんたる風情・・・
車も通行禁止です。
なんとこの地で結婚式を挙げている方々が!!なんとも着物や袴の似合う場所を選ばれたものです。のどかな日差しの中、大変美しい光景を見ることができました。
武家屋敷は中にも入ることが出来、戦国時代や江戸の当時の様子を再現してありました。
蝋人形が突然居るのでビックリします・・・
というわけですっかり島原を満喫した我々は、また島原鉄道に乗り込み、長崎を目指すのであった。
きいろいボディがイカスぜ。
大牟田はその昔は炭鉱で栄えた地域で、三井グループが港を作り石炭を運搬していました。現在はもう石炭は生産されていませんが、今でも石炭を掘り出していた竪穴が残っており、そのいくつもの竪穴跡をぬうようにタクシーで通り抜けて、三池港に到着しました。
到着すると。。。乗り場は結構小さいです。1日に10往復もしない船なので、利用客もあまり多くはないのでしょう。
待合室の窓越しに、船が出発を待っていたので撮影。
三池港から島原港まで55分で到着します。ワクワク。
実際乗ってみると、港が見えているうちは景色の変化が豊富で、しばらくするとだんだん長崎側の陸が近づいてくるので、電車や車で1時間かけて移動する感覚よりも、時間が短く感じました。かもめが船を追いかけてきたり、別のフェリーやタンカーとすれ違ったり、船旅は船旅なりにワクワクします。娘は初めての船旅で、酔ったりしないだろうかと心配でしたが、キャビンに入らずデッキで風に当たって過ごしたこともあり、終始ウキウキの様子でした。
ほらほら、雲仙が見えてきましたよ。普賢岳の山頂からは煙が出ています。さすが、九州は活火山が多いなあ・・・
島原港に着いたら、島原鉄道の「島原外港駅」から2駅ほど上って「島鉄本社前駅」で下車。切符販売が自動販売機じゃないよ・・・堅くて分厚いボール紙の切符!何年ぶりだろうか、こんな切符を手にしたのは。電車は2両編成でしたが、途中で切り離されちゃって1両に!なんとういうのどけさ・・・
島鉄本社前駅からは徒歩で涅槃像へ。途中で道がよくわからなくなったので、通りがかりのお坊さん(と言っても、若いし髪の毛も生えてました)に道を尋ねると、なんと道案内をしてくださいました!結構気さくな方で、「涅槃像、結構しょぼいですよ」とか「なぜ今島原に?長崎の方が盛り上がってますよ」知ってますよ。とか、道々お話しながら歩いていくと、5分ほどで到着~!
涅槃像キタ~!ぜんぜんしょぼくないですよ!立派!娘の通う保育園はお寺付属ということもあり、娘は結構仏教系イベントに強く、「涅槃」と言う言葉にもなじみがあるようです。
仏像見ても怖がらないあたりが育ちのうかがえるところ。
涅槃像がなぜ寝てるかというと、お釈迦様が菩提樹の下で悟りをお開きになったとき、あの格好で寝てたからなんだそうで。勉強になるなあ。
次は鯉の泳ぐ湧水路を通り抜けて、島原城を目指そう!
道の脇には側溝があり、流れている水が!完全に透明!普通の地域なら、ヘドロ付きのドブ的な位置ですよ。島原は湧水が豊富なので、こんなきれいな水が街中を流れているんですね。素敵。
日本名水百選にも選ばれているようです。
途中で公園を見つけ、娘はひとしきり遊びました。
そのあとまた島原城方面へ歩を進めましたが、途中にちょっとした古いお屋敷があり、休憩所として公開していたので、ちょっと上がってみました。
娘、はしゃぐの巻。
湧水路についに鯉発見!
近所に住むお子様とおばあ様とおぼしき2人がお散歩がてら、鯉に餌をやっていました。こんな環境で育つ子はよいなあ。
と、ここで小腹が減りました。おやつ食べよう!島原名物「寒ざらし」。
ただの白玉団子と砂糖蜜だそうなんですが、白玉団子が、普通の和菓子屋で出されるものよりずいぶん小さくて、一粒が私の親指の爪くらいかな?そのせいか、はたまた茹で上がった団子を晒す水がよいのか、味や口当たりがとても上品。母子ともおかわり希望でしたが、ここはぐっと我慢して先に進みましょう。
湧水路のある街を抜けると、とある駐車場の一画に公共の「足湯」なるもの発見!さすが火山のふもと!あちこちに温泉が湧いているんですなあ。
地元のおじいさんおばあさんがすっかりくつろいでいらっしゃいましたが、ものは試し。娘と足湯体験!ここでも地元の方々とお話ができました。
しかし九州弁を聞き取れないと、とくにご老人とは会話が成り立たないので注意が必要です。大牟田の方言とは違いますが、なんとか会話は成立し、
「小さいけどぜひとも島原城を見ていったらいい」ということでした。小さい?船から見えたくらいだから十分デカイですけど?と思ったら、熊本城と比較して、小さいらしい。そりゃあ熊本城と比較したら、大抵の城は小さいですよ!
でもなんていうか、島原の方々はとても人懐こくて、謙虚で、あったかくて、好きです。
そんなこんなで10分ほど歩くと、やっと見えました!島原城~!!うぬぬ~!やはりでかい!城や石垣の状態もきれいだ!堀にはそれほど水は張っていなかったが、湿地のようになっているところに鷺が遊んでいた。自然いっぱいだ!
見よ!この立派な天守閣!
天守閣の中は拝観できるようになっていて、入り口には鎧と忍者装束が徐に置いてあります。「どうぞ着て撮影してください」とのこと。う~~ん、普通の人は忍者服ですら着付けが出来ないと思う。まして鎧など。。。誰か着付けさせてくれるんでしょうか?
サイズも合いそうにないので(←あたかも着る気満々かのような発言)、そこはスルーして中をじっくり見て来ました。
内部は撮影禁止なのですが、ものすごい数の鎧が飾ってありました!!撮影したい!すごくしたい!
他にも島原の乱やキリシタン弾圧に関する資料や、隠れキリシタンの愛用品(刀のつばなどに、他に人にわからないように十字架やマリア様、キリストが仕込んである。そこまでするのか、切支丹よ・・・泣ける)などが飾ってありました。
最上階からの眺望も最高です!
展示品があまりにすばらしかったので、目録や写真集が売っていないか、売店を確認したところ、全品を網羅したものがなく残念。それらを探している隙に、娘が忍者武器5点セット発見!欲しい欲しい攻撃に「あんた、ヌンチャク買ってもらったでしょ!」と説得するも、私の負け。ついに忍者武器ご購入・・・娘は刀を携えて観光めぐり。。。
気を取り直して、せっかく島原城まで来たのだから、近所の武家屋敷も巡っておこう。
ここにもまた湧水路が。当時を偲ぶ低い石垣と舗装されていない道に湧水路。なんたる風情・・・
車も通行禁止です。
なんとこの地で結婚式を挙げている方々が!!なんとも着物や袴の似合う場所を選ばれたものです。のどかな日差しの中、大変美しい光景を見ることができました。
武家屋敷は中にも入ることが出来、戦国時代や江戸の当時の様子を再現してありました。
蝋人形が突然居るのでビックリします・・・
というわけですっかり島原を満喫した我々は、また島原鉄道に乗り込み、長崎を目指すのであった。
きいろいボディがイカスぜ。
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プロフィール
HN:
繭子/mayo
HP:
性別:
女性
職業:
絵師
趣味:
ゲームゲームゲーム
自己紹介:
同人活動サークル名
玉響庵[たまゆらあん]
逆転裁判中心に活動中
これまでの絵活動
■DEATH NOTEカードゲームイラスト/KONAMI
■ペルソナ3アンソロジーコミックス1・2・3/エンターブレイン
玉響庵[たまゆらあん]
逆転裁判中心に活動中
これまでの絵活動
■DEATH NOTEカードゲームイラスト/KONAMI
■ペルソナ3アンソロジーコミックス1・2・3/エンターブレイン
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